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確定拠出年金(イデコ)のコマーシャルをやってますね!
このブログでは最近テレビや雑誌でよく紹介されている
「iDeCo」イデコ! 気になるんだけどという女性に限定して
お得なところや不向きな所を紹介していきます。
個人型確定拠出年金(イデコ)はお得ですって言いますが
実際何が得なのってわかり難いと思いませんか?
では今日は老後資金の準備では最強の優遇制度、節税について見ていきましょう!
女性からの質問です
個人型確定拠出年金(イデコ)はお得です!って言ってますが実際いくらくらい得なのか判りにくんですよね!自分の税金もどのように引かれているか知らないから給与明細見ても『ふーんて』感じだし。
みんなが節税効果とかあるっと言っても、あと数年後には結婚するから、子供が出来るまでは働くとしても、税金は払い続ける訳でもないですしね! それより60歳になるまで掛けたお金は戻ってこないって方が痛いです。それなら貯金とかしておく方が良いかな~!いざという時に使えるので心配にもならないから・・・どうせ節税効果って言っても私にはあまり関係ないですよね
答え
はい、ご質問ありがとうございます!いくらぐらいの効果があれば関係あるのか判らないのでなんとも言えません。
そもそも税金を払っている分までしか節税になりませんので、ですが今回の質問ですと、実際自分がどれだけの税金を払っているかも知らないようなので、そこで仮にお金を単純に貯金として貯めていく場合との節税比較をしてみましょう。
お金に興味を持って準備するつもりがなければ、どんなに良いものがあってもなかなか受け入れられませんからね!まずは効果を見て下さい。そして興味を持ったら検討すれば良いのではないでしょうか?確かに60歳までは原則引き出せませんので簡単に始めて何十年も塩漬けになると悲しいですから・・・
節税について受けられる恩恵は3つです。
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掛金が全額所得控除
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運用収益が原則非課税
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受取時の税制優遇
その中から今日は収入から税金を払っている方なら誰でも受けれる所得控除に絞って
皆さんの基準になる給与の速見表で見ていきましょう。
各々の所得控除により若干変わりますので目安となりますが、給与収入がそのあたりの方は、該当する欄の掛金額(横軸)と交わった金額が年間で優遇される事になります。どのくらいの効果があるかを知ってください。
(給与収入の金額はその範囲の上限にて記しています。 およそですが660万円の方は給与収入750万円となります)
給与所得毎の掛金別控除税額一覧表
上記の税率は所得税率ですがそれに住民税率(10%)を足して算定されます。
年間(給与+賞与)収入350万円ぐらいの方なら毎月1万円の拠出(年間合計12万円)で年間18,000円(15%)の節税効果があります(上記赤書き部分) 但し税金を払っている人のみになります。給与収入103万円以下で働いておられるパート主婦はそもそも税金を払っていませんので掛金についての税額控除はありません(緑マーク部分) 住宅ローン控除等で源泉徴収がゼロの人などもそうなりますので、注意してくださいね!
この掛金控除は運用を全くしなかったとしても税金控除(戻ってくるお金です)となるものですから、利息のようなものです、そうなると定期積立等元本保証商品で運用した事との比較対象でも見ていきたいと思います。
そして上記の事例でもありましたが女性の場合は結婚や出産で自身の働き方が変わる可能性も男性に比べ高いのでそれらも踏まえたシュミレーションをみていきたいと思います。
まずは27歳の女性が60歳まで会社勤めをした場合の税額控除を見てみましょう。
あと33年間の期間があります。ご結婚や出産等のイベントもあると思いますが、基本的に同じ会社勤めをするとの考えです。
27歳~40歳(13年)までは年収400万円圏内で、毎月1万円の積立
その後は60歳(20年)まで年収500万円圏内とし、50歳までの10年間は1万円を継続、その後の10年間を2万円とします
①積立金額(元本)
27~40歳まで 1万円×12ヶ月×13年間=156万円
41~50歳まで 1万円×12ヶ月×10年間=120万円
51~60歳まで 2万円×12ヶ月×10年間=240万円 積立合計 5,160,000円
②還付金額(税額控除)
27~40歳まで 18,000円×13年間=234,000円
41~50歳まで 24,000円×10年間=240,000円
51~60歳まで 48,000円×10年間=480,000円 掛金税額控除合計 954,000万円
①+②(5,160,000+954,000)=6,104,000
積立金返戻率 6,104,000÷5,160,000=118.29%です。18%以上増えるんですね33年間の複利率で行くと1%を超えます。今どき1%の金利がつくリスクの無い金融商品はありません。定期預金なら0.01%レベルです。このように何もリスクを取らなくても毎年所得税+住民税率の還付金が貰えるのですから。絶対に得するはずです!!
ではもう一例見てみましょう
現在35歳の女性でお子様が幼稚園に入られたのでそろそろパートで働こうと思っている方です。
あと25年間の期間があります。子供が小学校高学年あたりから正社員の道を目指しています
35歳~40歳(13年)までは年収150万円圏内(社会保険適用あり)毎月2万円の積立
その後は60歳(20年)まで年収300万円圏内とし、毎月2万円を継続します
①積立金額(元本)
35~40歳まで 2万円×12ヶ月×5年間=120万円
40~60歳まで 2万円×12ヶ月×20年間=480万円 積立合計 6,000,000円
②還付金額(税額控除)
35~40歳まで 36,000円×5年間=180,000円
41~60歳まで 36,000円×20年間=720,000円 掛金税額控除合計 900,000万円
①+②(6,000,000+900,000)=6,900,000
積立金返戻率 6,900,000÷6,000,000=115.00%です。15%お得なんですね25年間の複利率で行くと1.1%を超えます。こちらも凄いですね。仮に0.01%の定期預金と比較するとなんと89万円程お得になります。そしてこちらもリスクはありません絶対に得になります。
どうですかご興味を持たれましたか?
残念ながらずーっと専業主婦で収入が全くない状態が続く方は掛金による所得控除の節税は受けられません。しかし今後実施される配偶者控除の枠を広げる話や、昨年度の130万円の壁の縮小など近い将来主婦の社会保険料制度が変わって来るかも知れません。そうなると年金が減る事も考えられます。働けるときにお得に年金を貯めていく事を考える時期に来ているのではないでしょうか?
他の事例の計算式としては『自分の年収と掛金月額欄が交わる所の数値×月数×年数』です。お子様が小さい等でお仕事をお休みし給与が無くなる期間があれば途中で掛金を止めておくことも出来ます。そしてまた働きだし(正社員でもパートでも)税金を払うぐらいになればまた再開し優遇控除が受けられます。
確かに60歳までは引出しが出来ません、お金が必要となった時でも使えませんがそれと引き換えに絶対損をしない、これだけの税制優遇がつけて貰えます。もともと年金資産は将来困らない為に積み立てをしておくものですから、貯める自信が無い方にはちょうど良いのではないでしょうか?よって確定拠出年金(イデコ)は女性に向いていると思われます
今日は節税優遇の所得控除を見てきました。次の機会では運用収益が非課税になるとどのくらいの効果があるのかを見ていきたいと思います。よければまた覗いて見て下さい。
良く判らない、こんな場合どうなの?等の疑問が出てきましたら
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興味を持たれた方、イデコを使って有利に老後資金を貯めていきたい方は国が用意してくれた最強の制度を活用していきましょう。ですが60歳まで引き出せない等のデメリットがある事も承知の上で始めてください。では次もよかったら覗いて見て下さい (次は運用収益非課税編です)
それでは次回に続きます・・・
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