確定拠出年金（イデコ）の運用勉強会 vol11

個人型確定拠出年金「ｉＤｅＣｏ」（イデコ）の状況報告

もう４月も終盤近くなってきました、今年は桜が長かったですね、最終日は残念ながら荒天でしたが大阪造幣局の桜の通り抜けも終わりました、その横でソメイヨシノがまだ残り咲があり、なんかお得な春となったようですね！普通は満開時期がずれてくるんですが・・・
最近では気温も２０度を超える日が出て来て、春本番といった所ですね、せっかく良い季節ですからゴールデンウィークも近い事ですしお出かけください！

さて株式市場では３月の後半から下げが止まりません『地政学リスク』シリア、北朝鮮などからの問題が噴出しており、その後のフランス大統領選挙まで絡め、まるで上昇を止められているかのようです。そのような環境の中、日本株の下げが大きくなっているのが気になります、日経平均は皆さんの資産運用を大きく左右するので注視しておきたいところですもんね！

そこでこんな時期だからこそ確定拠出年金を始めて、どのように資産が増やせるのかが気になると思いますので、前回も実施した『確定拠出年金セミナー』を４月２９日と５月１４日にも実施致します。
前回は日程が合わずで参加出来なかった皆様『これから始めたいな～』と思っている方も『今年からもう始めてるよ』という一歩踏み出したビギナーにも必見で、制度の概要やメリット、デメリット、自分で作る年金の育て方など、下記のような内容です

是非ご参加お待ちしております。

それでは４月前半の動向ですが

前回分から読んで頂ける方はこちらをご覧ください　

４月に入っても３月中旬以降続いていた原油安、金利低下の流れは変わらず、地政学リスクも加わり世界の株価は下落傾向にあります。その中でも日本市場の下落率は大きく、直近１か月間で１０００円以上の下げとなっています。

現況

３月の株式市場は、原油価格 の下落に加え、米トランプ政権の政策の先行き不透明感の広がりなどを背景に、小幅な下落が続きました、そして４月に入りシリアや北朝鮮の動向等からアメリカの軍事介入の可能性も取沙汰され先行き不安から円を買う動きが続いており為替が３円近く下がるなど株式市場の重しとなっています。今後のフランス大統領選はある程度の方向性が見えてきたものの、昨年から続いている海外の大勢の見極めに本当に国民の総意が繁栄されていない可能性もあり正しいとも言い切れず、今後の更なる下落もあるかもしれません。東証市場は欧米で何か大きな変革がある時には市場の時間的にも影響を受けやすく、その日前後の株価には注目しておきたいところです。

最近は地政学リスクという言葉が良く使われていますが、株式市場はリスクをよく作りますのであまり過剰な反応をして株価の下落に右往左往する必要はないのかもしれませんね。そんなこと言ってもリスクで毎度株価は下がるのですが・・・

４月前半の確定拠出年金資産の主要商品の値動きと残高推移

主要商品の動きと見どころ・・・

4月前半の日経平均の動きに準じて運用商品の基準価格は株式下落、債券上昇の流れが鮮明になっています。ただ価格が下落傾向になってここがチャンスとスイッチングする動きもでているようです。

そのような中、国内株式の商品投資ですが『日経225ﾉｰﾛｰﾄﾞｵｰﾌﾟﾝ』への資金スイッチングが続いているようです。国内株式型の投資商品の価格は総じて下落傾向ですが、純資産残高はこの商品だけ４％近い増加になっております。最近は増加と減少がはっきりと出ている内容ですのでどこかの大口が資産を動かしているんでしょうね、追随しておくのも一つの手だと思いますよ・・・今後地政学リスクの後退等で切り返した時は効率的な資金増加が見込めるかもしれません。

ただ他の商品を見ても価格下落に伴う純資産額の減少にとどまっているとみられ、皆さんの投資方針も下値は限定的と思われているのかもしれません、確定拠出年金は株式の売買と違いスイッチングしても約定するまでに時間が掛かってしまいますので、心理的にも下げた時に焦って動かすと上昇局面に乗り遅れてしまうとの考えがあるのでしょうか？今後の動きが注目される所です。我慢も戦略ですが、大切な資産ですからこまめに動かす事も一考してみてください。このような中前月に引き続いた流れとして『三菱UFJ純金ﾌｧﾝﾄﾞ』への資産流入が安定的に続いています。やはり株価の先行不透明感がある時はこちらに移しておこうと思われている方も多いようです。

まとめ

最近の日経平均は下落傾向が続いています。国内株式、海外株式が総じて下落傾向、特に日経平均はこの半月間ダラダラと下げ続けています。最も大きな要因はリスク回避の円高にあると思われ、最近では１０５円ぐらいまであると言われるようになってきました（アナリストの予想なんであまりあてにはなりませんが）、まだ少し下げがあるかもしれません。昨年の米大統領選挙以降、トランプ政権への期待と米国金利政策絡みで為替は119円近くまで上昇したものの、そこから10円の下げで日経平均はトランポノミクスで上げた相場を消しにかかっています。
今後17,000円台もあるのか？それとも更なる下落があるのか？アメリカの出方次第で大きな影響を受ける日本株式市場の注視は続きそうです。

私の今年の運用実績は下記のようになっています。

 このような投資状況ですが私は資産残高を移すことはしていません、記載通りですがそろそろ反転と考えています？
よって下落傾向に沿った資産の減少となり、このひと月で4％を超える資産が減ってしまいました。スイッチングしておけば回避出来たのにと後で悔やんでもしかたありません！皆さんも気をつけてください。

今年は資産運用率５％を目標に頑張って行きますので、今までに４０１Ｋとして企業で実施されている方もこれからイデコとして個人運用を始めようと思われている方も、自身の資産増加に向けて世間の読みはどのように向かっているのか等をご確認ください。

皆さんも『自分で作る、自分の為の年金制度』にチャレンジしてみましょう

それではこのシリーズの次回版も見て、どのような展開になっていくのかを確認して笑ってください、私も気楽に楽しみながら老後資産を運用していきます！！

この内容は私見で書いているもので、投資の推奨をするものではありません
よって投資は自己判断、自己責任にてお願い致します。

当事務所では２０１７年１月から加入枠が大幅に拡大された個人型確定拠出年金「iDeCo」(イデコ)を身近に感じて頂き有利に老後資金の準備が出来るような下記セミナーを実施しています。ご応募お待ちしています

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