確定拠出年金（イデコ）の運用勉強会 vol17

個人型確定拠出年金「ｉＤｅＣｏ」（イデコ）の状況報告

８月に入りました、猛暑が続いていますね・・・
大きくて滞在期間の長い台風が接近中です、昨日は九州南部で大雨をもたらし、今日は四国や近畿に上陸の可能性が非常に高くなっており進路に当たっている地域では厳重な警戒が必要になっているようです、今回の台風の特徴は速度が遅く大雨が降り続くようですのでくれぐれもお気を付けください。
また台風の影響もあってか、各地で異常とも思われる高温が発生しています、昨日は島根で40度近くになっていたようですので熱中症等にもお気を付けください。

さて前回の状況後に上半期の振り返り総括をご報告しましたが皆さんの運用と比較していかがでしたか？
見逃してた方はこちらからご確認下さい　⇒　確定拠出年金上半期の振り返り

先日行われましたＧＰＩＦの発表によると今年の４月～６月の公的年金の運用益は5.1兆円だったようで黒字は4四半期連続のこと、という事はここ１年間はずーっと黒字を維持しているということです。
このような状況であれば個人型確定拠出年金の加入枠が拡大された本年１月～はマイナス運用の方も少ないと思います。ですがその波に乗り遅れてしまった方もいらっしゃると思いますのでセミナーをご用意致しました。イデコは始めたけど運用の仕方が良く判らない方や始めたいけどどうすれば良いのかわからない方などなど、貴方に合したコースをご用意いたしておりますので、下記より詳細確認後ご応募下さい。

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それぞれのご参加お待ちしております。

それでは７月の動向ですが　（前回分から読んで頂ける方はこちらをご覧ください）

現況

７月の日経平均の動きは、20,000円を中心としていったりきたりの小幅な値動きとなりました。この期間の最高値が20,200.88円、最安値が19,856.65円と上下幅でも400円もない膠着状態となっております。
期間で見ると日経平均はどちらにも動かなかった展開ですが、ＮＹダウは21,300＄台のスタートでしたから7月の期間中でも３％以上の上昇をしており日経平均との明暗が分かれた結果となりました。その後に出てきたアメリカの雇用統計などの結果も良く８月は更なる上昇が見込める展開かもしれません！ただ例年は８月以降秋にかけて下落傾向になる事が多いので注意が必要としているレポートも証券会社より出て来ているようです。

７月の確定拠出年金資産の主要商品の値動きと残高推移

主要商品の動きと見どころ・・・７月を見てみましょう

今月は上記にも記載しましたが日経平均が小動きにとどまる中で国内株式運用商品は全て小動きに留まりました。その中でも堅調な推移を見せていた『ﾌｨﾃﾞﾘﾃｨ･日本成長株･ﾌｧﾝﾄ』はアクティブ型らしく日経平均を少し上回る動きを見せています。ただ上昇額は小幅なもので、リスクに対する指標からすると物足りなさも感じられる展開です。そして最近は残高を減らし続けていた『日経225ﾉｰﾛｰﾄﾞｵｰﾌﾟﾝ 』も反転して残高が増加になってきました。これまでは国内株式は20,000円を超えてそろそろ下落傾向ではと思われている方が多く元本保証資産にシフトされていたのでしょうか？なかなか動かない国内株式市況と連日高値を更新するＮＹダウに刺激され国内株式商品に資金流入がされているかとも思われます。

国内株式の停滞からすると海外株式市況は7月も好調に推移していることから『ｼｭﾛｰﾀﾞｰBRICs株式ﾌｧﾝﾄﾞ』 『三菱UFJDC新興国株式ｲﾝﾃﾞｯｸｽﾌ』は3％を超える上昇となっています。

では具体的に年金投資はどのようなポートフォリオにしているのでしょうか、本日はＧＰＩＦ（公的年金）の運用はどのような比率で実施しているのかを見ていきましょう。下線付き数値が運用収益率です

因みに16年度末時点の運用資産は144兆9034億円あります。その資産が直近の17年６月末には収支を考慮しても、運用収益金額が５兆1153億円あり資産残高は149兆1987億円となっています。
なんと2001年以降の運用収益累計額は58兆円を超えています、一時期運用損で年金資産残高が１０兆円減った等のニュースがありましたが運用してる以上仕方が無い事なんです、一喜一憂せずに皆さんも確定拠出年金の運用はじっくりとしていきましょう。

そして上記を参考にしたＳＢＩ証券で投資出来る商品をセクター分けしたものですので、ＧＰＩＦ等も参考にして今後のポートフォリオ等も考えて見て下さい。

• 外国株式型　ｼｭﾛｰﾀﾞｰBRICs株式ﾌｧﾝﾄﾞ （アクティブ）　三菱UFJDC新興国株式ｲﾝﾃﾞｯｸｽﾌ　（パッシブ）
• 国内株式型　ﾌｨﾃﾞﾘﾃｨ･日本成長株･ﾌｧﾝﾄﾞ （アクティブ）　日経225ﾉｰﾛｰﾄﾞｵｰﾌﾟﾝ （パッシブ）
• 外国債券型　三井住友･DC外国債券ｲﾝﾃﾞｯｸｽﾌｧ（パッシブ）
• 国内債券型　三菱UFJ国内債券ｲﾝﾃﾞｯｸｽﾌｧﾝﾄﾞ（パッシブ）
• バランス型　SBI資産設計ｵｰﾌﾟﾝ〈資産成長型〉（アクティブ）
• その他（定期預金　保険商品　リート　純金資産など）　三菱UFJ純金ﾌｧﾝﾄﾞ（アクティブ） 

せっかく与えてくれた制度です、上記グラフで今年に入ってからの推移をみても判ると思いますが、何もしなくて放っておくのは、資産増加のチャンスを逃してしまい老後資金の貯まり方の差になり貴方の楽しみが減ってしまいます！
税制優遇や長期間分散投資が出来るという点でも過去の実績から見れば、資産を減らしていく可能性は少ない制度です。貴方も時間と制度を味方につけ老後資金準備を実践してみては如何ですか？

まとめ

個人型確定拠出年金（イデコ）の加入枠が拡大されて半年以上が経過しました。見て頂きましたように投資する資産で何もせずに放置したままにしてしまうと、その運用収益の差が年金資産の残高の差になって表れてしまいます。ＳＢＩ証券が扱う確定拠出年金の運用商品は現在50以上ありますがそれらにもいろいろな特徴があります。それらを知り経済情勢を見ながら、また読みながら自身で運用していく事は経済状況の勉強にもなり仕事に活かされる方も多くおられるはずです、しかも面白いですし話題も豊富になりましからね！
年齢を重ねて来ると将来年金をいくら貰えるんだろうという話も出がちですが、これからは公的年金に加えイデコも『いくらぐらいあるの？』という話もでてくるでしょう！

自分で作る自分のための老後資金です、きっちりと商品の特徴を知り、今はどのような経済環境で株式市況等にどのような影響が出ているのかを知る事で資産増は出来ます、それらを当事務所の確定拠出年金セミナーではご説明しています。是非聞きに来てください。その他個別のお手伝いも実施しておりますのでいつでもご相談下さい。

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この内容は私見で書いているもので、投資の推奨をするものではありません
よって投資は自己判断、自己責任にてお願い致します。

その他のセミナーとして２０１７年１月から加入枠が大幅に拡大された個人型確定拠出年金「iDeCo」(イデコ)を身近に感じて頂き有利に老後資金の準備が出来るような下記セミナーも実施しています。ご応募お待ちしています

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