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個人型確定拠出年金iDeCo(イデコ)の加入者が
拡大され半年が経過しました

過去の記事です、最新号をご覧頂ける場合はこちらをご覧くださいアメリカファースト

確定拠出年金で老後資金準備をされている皆さんの運用成績はこの半年間どうだったんでしょうか?   皆さん儲かりましたか?(笑)

最近の株価動向を見ていると大きく老後資産を減らした方はいらっしゃらないと思いますが、定期預金等の元本保障資産に置いていた為に資産を増やし損ねた方もいるのではないでしょうか?

せっかく制度に加入しているんですからチャンスを逃さないでくださいね。
本日は本年1月から加入枠が大幅に拡大された確定拠出年金の運用について、どんな商品が好調だったかを中心に上半期の経済状況で資産を増やしていこうとチャレンジしていればどのくらいの成果があったかを見ていきたいと思います。このブログはSBI証券の確定拠出年金運用の事を事例として書いておりますが、ほぼ同じような商品を他の取扱金融機関も扱っておりますので、他で加入されて運用された方でもほぼ当てはまる内容となっております。どのような傾向でどんな商品にチャンスがあったのかを振り返りこれからの運用に役立ててください。

但し確定拠出年金と言えど投資です、株式や債権を中心とした運用商品が殆どです!この上半期は増えたから次回も増えるという保証はどこにもありません、その辺りを心得てください。いつの時代も投資は自己責任です。

過ぎてしまったことより、とりあえず確定拠出年金の運用の仕方を知りたいという方は下記のセミナーでご説明致しますのでご参加下さい。ご応募お待ちしています

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2017年上半期の振り返り

まずはこの上半期(1月~6月)の株価に影響を与える指数の推移を見てみましょう。

確定拠出年金に様々な事で影響を与える指標

この半年間でも様々な事がありました。ちょっと日経平均とNYダウの差が開いてしまいました、影響が大きかったのは以下の5項目でしょうか

  • トランプ大統領就任式 1/20
  • 日米首脳会談 2/10
  • 地政学リスク 4月中
  • フランス大統領選(第一回投票日) 4/22
  • ロシアゲート疑惑 5/17

4月の日経平均のブレ幅の大きさが気になります地政学リスク、フランス大統領選の影響が出たのでしょう。昨年のブレクジットやアメリカ大統領選挙でも日経平均は何かの発表の度に揺らされていました。それとよくある事ですが日経平均と為替(円ドル)はほぼ似たような動きをしていました。5月末までは・・・それを境に少し様子が違ってきたようにも思います。
上記3つの指標は確実に確定拠出年金資産の増減に影響を及ぼします経済状況を少し気にするぐらいが自分の老後資産を増やしていくコツです、経験上敏感になりすぎるのは良くないと思いますが・・・

それでは過去の日経平均の動きも見ておきましょう、日経平均の動きは国内確定拠出年金の多くの商品の動きに影響を与えるものですよ

確定拠出年金の誕生は2001年10月から

因みに確定拠出年金の制度が出来たのが2001年の10月ですがその間の日経平均株価の動きは下記のようになり、その間を半年間として括ると単純に見ても次のような増減になります。その時々によっても様々な事がおきていたのでしょが、やはり大きかったのはリーマンショックとアベノミクスですか?株価の上下の幅が凄いですね・・・グラフ上の赤色は毎月日経平均に一定額を分散投資したとしての移動平均線となります。

過去15年間の株価推移です 様々な出来事がありました半年ごとの日経平均株価の推移

上記資料は左側から時系列で6月と12月の末の株価を記載しています、過去16年間こうしてみると日経平均株価は様々な出来事で大きく上下を揺らされています。半年間で最も大きく上げたのは2005年6月~2005年12月小泉政権郵政解散自民党圧勝の時で39.08%の上昇、最も下げたのは2008年6月~2008年12月のご存知リーマンショックです34.29%下げました。

結果でしかありませんが、バブル崩壊の時に確定拠出年金がなくて良かったですね!38,915円の株価が上記にも掛かっていますが2008年10月には最安値(6,994円)まで下がったんですから・・・
まあそんな事があったから『確定給付型の企業年金等ではダメ』になったんでしょうけど、そのような事がもう来ないとも限りませんので皆さんも自分で作る自分の年金は気を付けて運用してください。

話がそれかけていますので戻します、株価が上下すると日経平均に連動する運用商品は大きな影響を受けます。特に日経平均連動の『日経225ノーロードオープン 』等はパッシブ運用ですしほぼ同じ動きをします。ですからそこをうまく利用すると年金資産を大きく増やすことが出来るんですけど、なかなかうまく行きません。
仮にですが積立時の投資金額を全て日経平均連動の『日経225ノーロードオープン 』に2001年10月の開始当初から毎月20,000円を投資すれば通算の利回りは5.96%になり2017年6月までの189か月間で378万円の投資が629万円になります。大切な老後資産ですからそんなに放っておく方もいらっしゃらないですかね?

確定拠出年金には様々な運用商品が用意されている

ここまでは今年の前半を中心にこれまでの過去実績を見てきましたが、ここからはどのような運用商品があるのか見てみましょう!確定拠出年金は大きく分けると以下のような商品構成になっております。

イデコの運用は商品選びで決まりますいろいろな選択肢がありますね、その商品の内容も、株式型、債券型やその中にあるアクティブ型、パッシブ型では組込株式や債券の内容も違っておりますので当然運用収益が大きな差となって現れます。皆さんもその辺りをチェックして自分がこれだと思うものに投資してみてください、自分の読みが当たり他の商品よりも運用収益率が良かった時は嬉しいものですよ。勿論元本保証型(定期預金)や保険商品のように安全な商品もありますので下げ基調だと思う時は、その辺りに投資資金をスイッチングしておくことも大切です!

それでは確定拠出年金の運用商品が今年上半期(1月~6月まで)の投資運用結果を見てみましょう
主要商品の動きと見どころ・・・上半期編

2017年上半期の確定拠出年金資産の主要商品の値動きと残高推移

確定拠出年金は選ぶ商品によっても価格の差が出てきます

上記ではSBI証券の確定拠出年金で取り扱われている純資産額の大きなものを紹介しているのですが、商品別に見てもさまざまな動きがあり、その内容をみてもいろいろな特徴があります。上記資料では1行目~7行目までが日本株式運用ファンドで比較的皆さんの投資額も多い商品なんですが、その内容を見てもパッシブ(インデックス)型とアクティブ型で価格の推移もさまざまです。

ではもう少し詳しく国内株式運用で純資産額の多い2商品を見てみましょう。因みに商品構成内容等は2017年6月時点のSBI証券で確認出来る内容にて記載していますので一部運用結果等は仮説です。それでも各商品毎の組み入れ銘柄がどのようなものでどれくらい増減があったかを見る上では参考のなると思いますので・・・(実際の内容とは違っている場合がございます。ご容赦下さい)

『フィデリティ・日本成長株・ファンド=国内株式アクティブ型』と 『日経225ノーロードオープン=国内株式パッシブ型 』です国内株式主要商品の内容

因みにパッシブ型とは日経平均株価のような指数に連動する投資信託(インデックス・ファンド)等の商品に投資することで、その市場の平均的なパフォーマンスを手堅く享受するという手法です。またアクティブ型とは、その商品であらかじめ定めた運用方針に基づいて特定の指数を上回る投資収益をめざすものです、そのような事からアクティブ運用はうまく行く時は大きな利益を上げる事が出来る反面、株式市況の動向や担当者の力量に左右される事もあり、しばしばパッシブ運用の収益を下回る事もあります。2017年上半期はうまくいってるようですほぼ倍の運用収益を上げています、よほどファンドマネージャーの腕が良いんですね、赤字で記載されているものが個々の収益の上昇率です。仮に12月31日に100万円『フィデリティ・日本成長株・ファンド』に投資をしたと仮定すると6月30日には約111万円になっている事になります。当然運用収益に対する税金は掛かりません。(信託報酬等は除きます)

他にもさまざまな商品がありますので皆さんも自身の気になる運用商品がどのような銘柄が組入れられているか等も見て下さいね、中には今国内株式売買代金ダントツの第一位『任天堂』を上位に持ってきている銘柄もありますよ!自身で組むポートフォリオで儲けよう
それが『DCグッドカンパニー(社会的責任投資)』です、なんとそこの直近1年間の上昇率は30%を超えています。ファンドウェイト比率の上位5つが以下ですから・・・会社名と6月末の株価、1月と6月を比較しての増減率です

  1. 任天堂 37,680円 53.55%↑
  2. ソフトバンクG 9,097円 17.15%↑
  3. 三菱UFJFG 754.8円 4.80%↑
  4. ポーラ・オルビス 2,962円 22.78%↑
  5. 島津製作所 2,138円 14.82%↑

この銘柄を揃えていたらそれぐらい上がりますね!皆さんもそのような所を狙ってください。
組み込まれている株式の将来性や業種の今後の見込みを自身で予測しシャープレシオや標準偏差も気にしながら投資するともっと確定拠出年金を楽しめますよ。

株式ファンド以外の債券ファンドや純金資産等は組入れ資産が国債や事業債、そのファンド固有の投資商品になっている為に今回は記載を省略しております。ですが手堅く運用する上では株式投資よりも債券等の方が良い時もあり、経済状況を見極めた投資を心掛けてください。

上記でも記載しましたが確定拠出年金で運用する資産は大きなセクターで分けると以下の六つに分かれ、それぞれに上記に記載した商品がありますので

  • 海外株式型 シュローダーBRICs株式ファンド (アクティブ) 三菱UFJDC新興国株式インデックスフ (パッシブ)
  • 国内株式型 フィデリティ・日本成長株・ファンド (アクティブ) 日経225ノーロードオープン (パッシブ)
  • 海外債券型 三井住友・DC外国債券インデックスファ(パッシブ)
  • 国内債券型 三菱UFJ国内債券インデックスファンド(パッシブ)
  • バランス型 SBI資産設計オープン〈資産成長型〉(アクティブ)
  • その他(定期預金 保険商品 リート 純金資産など) 三菱UFJ純金ファンド(アクティブ)

では今年の上半期(1月~6月)の資料でも記載しましたが投資効率の良かったものがどれくらい上昇しているのかをグラフで実感してください。

商品の選択によって大きく自身の資産が変わってきますグラフの見方として昨年の年末基準価格を1として右に行く時系列で半月毎に基準時の増減率(1.0500は5%アップ、0.9500は5%マイナスです)で表しています。4月15日の時点では『三菱純金ファンド』=黄色以外はほぼ下がっています。その頃はフランス大統領選挙前で地政学リスクも表面化していた時期です。
この期間最も収益率が良かったのは『三菱UFJDC新興国株式インデックス』ですが、うまく増減を利用すればこの半年間でも20%程資産を増やすことが出来ました。
グラフ線の赤を見て下さい。上記にも出てきました『日経225ノーロードオープン 』です、パッシブ運用で日経平均に連動している為にピンクの『日経平均』とほぼ同じ推移となります。

せっかく与えてくれた制度です、この半年間だけ見てもこのような動き方をして差もかなりになります。何もしなくて放っておくのは、資産増加のチャンスを逃して損をしています。この差が老後資金の貯まり方の差になり楽しみが減ってしまいます

如何でしたか?今回は2017年度に大幅に加入枠が拡大された事でイデコに興味を持たれている方も多いと思いますのでこの半年間の動向を記載してみました。今後半年間どうなっているか判りませんが皆さんもチャレンジしてください。マネー投資 401Kなどで有利な投資を

 そんな事を思いながらもう既に半年です。確定拠出年金(イデコ)は今やり始めても年金として受給できるのは60歳以降です、途中では原則引き出せません、だからそんなに急いでしなくてもとお考えかも知れませんが、少しでもリスクを少なく老後資金を育てて頂きたいので時間を味方につけた投資をしてください。その為にはスタートが肝心です。皆さんが自分で作る年金制度で老後資産を大きく増やしていく事を願っています。

そして当事務所では従来からの企業型や個人型をやられていた方、今年から始めた方、判らないから!面倒だからと放ったらかしにしていた方向けに『初心者向けの運用セミナー』を用意しておりますので、興味がでて私も少しやってみようかなと思う方は是非話を聞きに来てください。ご参加者全員に判り易くイメージが出来るようにご説明させて頂きます。皆さんでチャンスを逃さないようにしましょう。 

皆さんも『自分で作る、自分の為の年金制度』にチャレンジしてみましょう

この内容は私見で書いているもので、投資の推奨をするものではありません
よって投資は自己判断、自己責任にてお願い致します。

当事務所では2017年1月から加入枠が大幅に拡大された個人型確定拠出年金「iDeCo」(イデコ)を身近に感じて頂き有利に老後資金の準備が出来るような下記セミナーも実施しています。ご応募お待ちしています

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