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保険は多くの方が入っていると思いますが、その内容はご存知ですか?
人生の様々な節目では保険の見直しが必要になります。一般的には就職した時に、知り合い(親戚)や会社にくる保険業者の方、先輩や上司の勧めで入るパターンが多いのですが(少し古いかな?(笑))その時にはあまり内容が判らずに入っている場合が殆どです!最初はそれでも良いのですが、結婚や住宅購入などの節目になってくるとそうは行きません。なぜか?保険は自分の為に備えるものではなく一緒に暮らす家族の為のものになるからです。
ところで皆さんは保険を使った事がありますか?『そらぁ無いだろ~』とつっこみを入れている貴方!保険は生命保険だけではありませんよ。自動車保険や医療保険も大切な保険です 仕事、子供、健康、自分の行動、生活資産、将来の備えのことなどリスクとなる殆どの生活のお金に必要な事は準備出来るようになっています。
このように様々な保険がありますので範囲がとても広く全ての内容を把握して行く為にはそれなりの知識と慣れが必要になります。難しいものではありませんので少しずつ勉強していきしょう。今日は死亡保険を中心に説明していきます。
突然ですが死亡保険金の平均受取額はいくらぐらいだと思いますか?
因みに昔私が25年以上前に初めて入った生命保険の死亡保障は3,000万円でした。私は『なぜこの金額か?』も考えることなく入っていましたが・・・
はい、正解は280万円ぐらいです。
2015年度の動向を生命保険協会が本年10月に発表しております。
ゼロが一つ少ない訳ではないですよ!少なくありませんか?
保険に入る時の希望保障額の平均は男性で3,200万円 女性で1,500万円ぐらいです。特に男性は2割以上の方が5,000万円以上を希望するなど子供のいらっしゃる家庭を持つお父さんは高額な回答が多くなってるようです。
なぜこんなに開きがあるのでしょうか?
死亡保険を使うのはご高齢になられてからが多いので、定期保険期間等の時期は保険の支払い事由にあたる死亡等はあまり発生しません。受け取るのは減額されたものか終身部分になりますので平均受取額は少なくなります。
さすがに子育てが終われば万が一の時の備えも5000万円もいらないですからね、年齢と共に高くなる保険料の場合であれば、皆さんお子様が就職されて独り立ちされたら高額な保険料を払い続けるのは無駄かなと思う訳です。
そして実態の保障額も上の表通り40代をピークに年齢と共に下がっていき、全世代平均で男性1,800万円台、女性で800万円台になり、足りない保障額は保険金以外の手段(貯金など)で賄うつもりが多いようです。
(60代以上は更に少なく平均で男性1300万円台、女性500万円台ぐらいとなり現在の我が国の平均寿命(男女とも80代超え)を考えると受取保険金は上記のように少なくなります)
その方たちは保険金はもしもの備えで、なかなか保険金を多額に貰える期間内で使う事が無い事を判っているんですね!ここでも知っている人は得をしているようです。
また下記のように保険はライフステージに合わせて見直す必要があります。
上記グラフ表を作成しいるデータはFPデータブック2016より抜粋
一般的に 就職~結婚 結婚~子供誕生 子供誕生~成人(何度か見直し) その後~
ですが、その途中でもリスクの金額は変わっていきます。また住宅を購入していれば賃貸と違い、万が一の為のローンの保険がついています。極端な話ですが住宅ローンを保有する、会社勤めの厚生年金に加入している方は、条件にもよりますが万一の事態では住宅ローンが無くなり、遺族厚生年金等の手厚い保障が受けられます。保険ではそれらの手当で足りないものを準備すればよいのですから一概に『5,000万円の保障額 が必要』であるとは言えません。
個々のそれぞれのライフスタイルに合ったプランに加入すべきなのです。
保険は人生で二番目に高い買い物と言われています。
若いうちは年間数万円からですが、年齢とともに支払う額も増えていき一生で一千万円以上にもなる場合もあります。
相互扶助ですから発生の高いものは保険料も高くなりますが、確率が高い以上貴方も準備しておかなければいけません、内容を理解してなるべく安く、必要額の保障を心掛けたいものです。
入るのがもったいない『なるようになるさ 』の考え方もOK?
すべて受容して何もなければ問題無し!でもあった場合はどうなるのかな?という疑問が残るぐらいですから、その時に仕方が無いと納得できるのであればそれが最もお安くなります。 そのかわり自己責任です。
保険は、全く無意味なものはありません、入る必要のないものもありません、保障額が多すぎるという事もありません、個人毎により必要な保障は違ってきます。『これはなんで?』というものがあったとしても、それはそれで需要があります、全く無駄なものは保険としてなりたたないからです。
ですから皆さんが必要なものを選べばよいのです。但し保険は掛けすぎもあります、不要なものを勧められている場合もあります。内容を理解すれば選択は出来るはずです。入る時もそうですが見直すとき、変更や解約をする時はもっと気を付けましょう。人生のライフステージ毎に必要な金額を出し、それを賢く保障するようにかけていきましょう。
少な目ではいけません、少し余裕のある金額でかけていく事が賢い入り方です。
子供が就職した等のライフステージでの保険見直し
子供が巣立ち、保障額を減らそうと思った時、その項目をやめる場合や他に変更する場合等は注意してください。
- その保険本当にやめても大丈夫ですか?
- 新しい保険は同条件ですか?
- ご健康状態に変化がありませんか?
- 今もし何かがあった場合は残されたご家族の将来分の保障が本当にカバーされますか?
全くなくなってしまって保障されなければ大変です。生きていくにはリスクがあるからです。新たな段取り(保険へ加入)を終了してから進めてください、余裕があるのであれば少しぐらい重複の期間を取るようにしてください
最後に
払いすぎは、勿体なく無駄なお金を消費し保険貧乏!
ですが何か起こった時に保障出来ていなければおおごとになります。
その匙加減が大切です その大事加減、困り度合いに対して払うのが適切な保険料です。同じ保障が出来るのであれば当然安い方がいいですよね。ですが安かろう悪かろうはダメですよ。入っている意味がありません。保険は内容をよく理解したうえで信用できるところで入りましょう。
但し現役世代が無駄な保険に入っているのはすぐにやめる事を考えましょう。
保険はリスク保障だけでなく資産運用、相続や事業継承、税金対策にも使える万能なものも沢山あります。
それに合わせた税の仕組みなどもありますので是非ご理解してください。但し計画的にわかって利用する事をお勧めします。個人でも企業でも使い方さえうまくやればなくてはならないものになります。
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