目次
IPOのラッシュが終わりました
皆さんの成果はどうでしたか?
臨時ボーナスぐらいは儲けれましたでしょうか?
今回は3月IPOの21社の動向を振り返りたいと思います。
私の投資戦略を見て全然当たって無いねを見たい人はこちらをご確認下さい
まずは私が今まで書いてきた3月のIPOがなぜ狙い目かをおさらいしたいと思います。
狙い目理由
- 3月は1年中で最もIPOが多くなり当選や補欠での資金拘束がありセカンダリ狙い等も資金分散が起こる
- 複数上場がある日も多く、次から次へと投資銘柄を狙うので良い銘柄が思わぬ安値で購入できる
- 人気の高い会社は初値が吊り上げられることもあり、その後の投資選択の見極めがしやすい
- ロックアップ期間、ベンチャーキャピタル保有状況などからその後の株価が予想しやすい
- 公開会社の情報が少なく株価が上下に振れやすい(公開後の会社会見、開示情報への期待など)
- 『IPO=儲かりそう』であまり株をやらない方からデイトレーダーまで注目度が高く売買しやすい
上記のような情報があってもなかなかその通りにはなりませんが・・・ では3月のIPOの結果を見てみましょう
2017年3月に上場した銘柄
直近で上場した会社はまだ傾向も判りませんが、今年の結果をいろいろな角度から見ていきたいと思います
まずは、初値とIPO当日の値動き(上昇率)です
- 公募価格からの上昇率200%以上 4社 初値後当日終値は 上昇1下落3
- 公募価格からの上昇率100%~200% 5社 初値後当日終値は 上昇0下落5
- 公募価格からの上昇率50%~100% 2社 初値後当日終値は 上昇1下落1
- 公募価格からの上昇率0%~50% 8社 初値後当日終値は 上昇6下落2
- 初値公募割れ 2社 初値後当日終値は 上昇0下落2
その中でも0~50%の8社の内4社は直近値にかけて初日以降も上昇しています。
そして、評価別の初値上昇率です
- S・A評価 6社 200%以上 3社 100%以上 3社
- B評価 4社 200%以上 1社 0~100% 3社
- C評価 8社 100%以上 2社 0~100% 5社 初値公募割れ 1社
- D評価 3社 0~100% 2社 初値公募割れ 1社
s・A評価の会社は初値は上がるもののその後が続かない傾向にあるようです。やはり評価に惑わされて人気先行になるようです。公募価格から3倍となると、そろそろ落ちるんではと思い買いにくいですよね!
そして、上場後の初値から月末までの価格推移です
- 公募価格からの上昇率200%以上 4社 上昇3 下落1
- 公募価格からの上昇率100%~200% 5社 上昇1 下落4
- 公募価格からの上昇率50%~00% 2社 上昇2 下落0
- 公募価格からの上昇率0%~50% 8社 上昇4 下落4
- 初値公募割れ 2社 上昇2 下落0
やはり吊り上げられている所もあるようです、100%以上の会社はその後の株価の維持が難しいのでしょう
評価と言ってもそれは人が決めるものですのであくまで目安なのですが、情報が少ない中では参考にしますよね!
それでは何処を買えばよいのでしょうか
私が思うに評価が少々高く、価格が吊り上げられていない、公募価格から100%以内上昇ぐらいで初値がついたIPO会社を狙えれば良いと感じています。それが自分の中のルールです
そこそこの確率で1週間程度は株価の上昇が見込めますし下落するにもそれ程の大幅続落は今回ありませんでした。その中から大化け銘柄が出てくれば良いのですが、いずれにしてもIPOに当選して株価が大きく上がる事が最も良いんですけどね『ユーザーローカル』なんか当たって儲けられた方は物凄くラッキーだったと思います。そんな幸運にもあやかりたいものですね・・・
傾向は昨年度とよく似ていました、皆さんの考える事は同じようです
という事で見送りのルールを決めた方がよさそうですね!
自分なりのIPO基準になりますが、『価格が吊り上げられていない』や『上場する時の財務内容注目点』『重要視する指標』等は今後紹介していきますのでこのページを定期的に覗いてみて下さい。
で当初私が書いた見送りのルールを踏まえて買いに行く時ですが・・・
安い所を狙いに行きたいのですが、それは難しいことです、 下手したら高い所に手を出してしまいます!
私なら『初値を狙いに行く』です、 あまり初値の上がらなかったところに限定していきます。
公募から初値が高くなった株(吊り上げられた株)には行きません(前年度と同じです)
でもそういう所がさらに上がっていくんですけどね・・・指を咥えてみているだけです(涙)
リスクを少なくIPO投資を楽しむつもりでやっていきましょう。
どうでしたか?なんとなく狙いが見えてきましたか?次年度は今回の事を教訓としてIPO投資で儲けてください
次年度ではなくても9月や12月にはそこそこまとまった件数のIPOが出て来ると思いますよ
公募価格からの上昇率にそのIPO会社の評価を(人気度合いを)絡めればなんとなく見極めは出来ますよね!
2017年の3月IPOのラッシュでセカンダリとして向いていたのは
『ファイズ』『ティーケーピー』『ソレイジア』『ビーグリー』
あたりではないでしょうか?やはり初値が高騰する所の深追いはセカンダリには禁物ですね!
さてこれからどうなっていくことやら、持ちすぎにも注意してください。どんな良好な銘柄でも注目度の高いIPOはいろいろな思惑が絡み価格が下がっていくときもありますので・・・
自分の思う金額に達したら欲を出し過ぎずタイミングを見極めて売却してください。手数料の安い時代ですから・・・
会社にとってみればIPOは一つの区切りであり、まだまだこれから業績を伸ばし成長していこうと思っている所が殆どです。この中から数年後には10倍の株価になる会社があるかもしれません。短期的な儲けも大切ですが長い目で見て成長株を保有しておくのも面白いと思いますよ・・・売り急いでしまってお宝を逃しかねませんので
難しいと思いますが何もせず放置しておいて上がっていたらラッキーぐらいのつもりで保有しておけばどうでしょうか?
なかなかそれは出来ないとおもいますが・・・
この内容は私見で書いており、投資の推奨をするものではありません
よって投資は自己判断、自己責任にてお願い致します。
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