2017年上場のIPO2018年予想はこちらです

山の日を迎えました!確か今年で2回目だったと思います? 山の日は楽しみましょう
今年はカレンダーの並びも良くお盆休みにひっついて今日から長期連休という方も多いのではないでしょうか?海の日や山の日、幼き頃から考えると馴染めない休日ですが、働く方から見ると休みが多くなるのは良い事なのでしょう・・・
締めや支払いなどがあるお仕事の方など、お盆休みは15日に金融機関もあいていますし休みで出勤日が少なくなるのは大変な時期でもあるんですけどね~

ところで山の日からの連休という事でこの時間を利用して株で一儲けする為の分析をしようと思われている方に向けて、IPO銘柄のデータをご紹介します。
これまでも何度か掲載させて頂き、結構見てくれている方も多いようですので、これからもちょくちょく書いていきますので定期的にでも覗いて見て下さい。
過去データはこちら

では今日は2017年の上半期に上場したIPO銘柄の動向です。先日も『トランザス』という所が上場し日中取引で上昇下落と派手な動きをしておりました。直近のものはさすがにデータも少ないので今年上半期に上場した銘柄(1月~6月)を対象に見ていきましょう。

それでは下記の資料をご覧ください。

平成29年上半期(1月~6月)に上場した銘柄一覧

IPO銘柄はその後の注意が必要です

2017年上半期にIPO上場銘柄は全部で39社です。昨年の同時期は40社でしたのでおぼ同じ水準です。では昨年との比較になりますが簡単に注目点を見てみましょう。当然ですが同じ条件の会社が上場しているのではありませんので単純に比較しても意味がないかもしれません、経済環境も当然違いますし、上場会社の規模、その会社の業態や業績、また株主構成などでも少しずつ変わってきます。証券会社の意向や会社との駆け引きもありますからね!
しかし会社はそうであれ株価を決めるのは投資家の方ですのでその観点で見ればそれ程の違いはありません。

IPOデータの一覧資料IPO銘柄の初値は人気が株価を決めます。当然S評価やA評価は初値が高騰していきます。そして上記の傾向としては日にちが経つごとに株価が下落してきているようです。公募で当選すれば最もおいしい所の利益を取れるのですが、殆どの人が抽選に外れます。そうなってくるとセカンダリではいつ買うか何処を買うかでその後の儲けが変わってきます。人気のある所に飛び込んでもその後上がっていくところは限定されます。

ではどうするかです、そのまま何もしなくては利益を取る事は出来ません。そこで方法は二つです。

  • 上がりそうな所を初値ですぐに買って利益が出たら売却する
  • 初値の人気で株価が上下している時期を捨てて適性と思う値段まで待って買う

のどちらかです!どちらが良いかは判りません。私はIPO銘柄の株価はどの辺りが適正かも良く判りません?かなり人気により左右されると思っています。確かに今AIや自動運転等のフレーズは入っていれば人気化します。ですが株式上場資料(目論見書)等は書き方次第でよく見えます。実際は人気化している原因が実績を伴っていない場合もあります。なので価格上昇を続ける所に乗っかる投資家で思わぬ人気化になり一気に売られて下落します。ここが問題です、上がるか下がるか判らないのです。初値に飛びついて下がってきて損をする、適性と思って買ってもまだまだ下がる、上昇しているからそれに乗ったら一気にストップ安するという経験をしたことがあるのではないでしょうか?

ですが、上場してくる会社です、内容は当然良いものが多く、初め人気化しなくても、一度落ちても四半期決算や新たな開示が出るたびに評価される会社もたくさんあります。どこがそうなるかの予想はまた今度にするとして。そうなりそうな会社を見つけてください、選ぶのは皆さんです。

ここで昨年上半期に上場した会社で初めの評価は今一つだった所の株価の推移と現在(8月10日終値)を見てみましょう

平成28年上半期(1月~6月)に上場した低人気銘柄一覧

平成28年度上半期に上場した銘柄一覧

平成28年上半期に上場した会社の中から公募価格に対してCとD評価(低人気銘柄)の会社を抜粋しています。初めの評価は低くてもその後大きく株価を上げている会社はこんなにあります。元々人気が無かった所ですから、初値が公募割れをしたところが7社もあります、そして平均でもマイナスになっています。しかし15社中13社が1年以上経った今、初値から上昇しています。アカツキにいたっては初値から5倍以上です。 このような所を狙ってください、初値が高くつくところは確かに魅力的です、ですが吊り上げられてそこから大きく下落する可能性も高くなっています。上記の資料でいくと平成28年、平成29年のどちらもIPO銘柄は1月以上経った後には半分以上が初値を下回っています。一月やそこらではその会社が良いかどうかは一般の投資家には判らないからです、それ程の開示情報が出て来ていません。ですから人気化した初値よりも下げて来るのだと考えています。
因みに上の低人気銘柄一覧と同期間で初値が公募価格の倍以上になった会社は10社ありました、その後の現在の株価は5社が初値よりも低くなっています。上記でも出てきました、平成28年上半期初値上昇率1位のグローバルウェイはマイナス72.5%まで下がっています。とは言ってもそのまま上がっている会社もありますので一概には言えませんが・・・

上場後あまり人気化しなくても、次のような条件がある会社には可能性があります決算短信としては少し古いですが

  • しっかりと利益をあげていく会社
  • 目標予算を適正に出しておりそれに向かって結果を残す会社
  • 今の時流に乗っている会社
  • 国策に採用されそうな会社
  • 素晴らしい技術を持っている会社
  • 大きな所と取引があり提携が出てきそうな会社
  • ある程度規模が大きく時価総額のある会社

そこが将来人気化していく可能性が高くなります。今年上場した中にもそのような会社はたくさん眠っているのでしょう、そこを見つけましょう。狙っている所の開示が出るたびにチェックしていけば見えてくるところもあると思います。3月決算が多い今は、6月・9月・12月に四半期開示があります。その翌月か翌々月に決算情報が出ます、IRであればすぐに出ます、先週も3月決算の第1四半期開示が沢山でていました。今はあまりぱっとしない株価ですが今年6月までに上場した会社の中にもそのような会社はあるはずです。8月に入って新興市場(マザーズやジャスダック)の株価が下落傾向にあります。まだ先は見えてなくもう少し下落するのではと私は考えています。チャンスは十分にあります、お盆休みにじっくりと考えて大きく儲けてください。

IPOの事を書き始めるとお届けしたい情報が山ほどあり、まだまだ書きたいのですが本日はここまでにしておきます。一気に書くより少しずつ気づいた事は整理しリポートしていく方が頭に入りやすいですからね!なのでよろしければたまに覗いてください。また機会を見つけて決算情報を絡めてこんなところが上がりそう等を記載していきます。

あくまで私の見立てに過ぎませんのであしからず、投資は自己責任です!