従来の企業型確定拠出年金(401K)
来年1月より新たにスタートする個人型確定拠出年金「iDeCo」(イデコ)
本日のYahoo!ニュースに確定拠出年金1428億円塩漬けという記事が出ていました、凄い金額ですね!!
2016年3月末で約57万人分いらっしゃり上記金額になるようです。
しかもそれを読んでいくと転職で勤め先が変わったり、退職し自営業を始めたりした方たちの分が殆どのようなんです。面倒な作業ですが自身が働いて得た折角の将来の年金資産ですからきっちりと手続きをしておきましょう。金額にすれば大したことないからと若いうちは思うのですが年を重ね貰う時期が近づいてくると手続きしておけばよかったと思うはずですよ!
上記金額を一人当たり平均にすると25万円を超える金額になります。放っておくと移管手数料やこれからの管理手数料を引かれていくだけで目減りしていきますが、ネット証券などへの移行手続きをとり運用できる体制にしておけば年1%で運用したとしても15年あれば29万円までは増えていますので、そのままにしておくよりはだいぶんとお得になります。
実際この数週間ではトランプ政権への期待で株価も続伸中で自身の年金資産が1割以上増えた方もいるそうです。自身の投資への勉強や世の中の流れを知っておく良い機会にもなりますので是非この制度を活用する事をお勧めします。
あと加入中でも、スイッチング(資産の移し替え)など何もせず会社が掛けてくれてそのまま定期預金等(元本保証型商品)においておくだけでは自身の年金資産は減りもしませんが増えませんので見直しをお勧めします。
国の年金支給も将来的には増える事は望み薄ですし、会社の退職金制度も確定拠出として自身で増やしてくださいねと言っているのですから自分で勉強して運用していく事が将来の年金資産を少しでも増やしていく方法だと思いますので・・・ チャレンジしてみては如何ですか?
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因みに確定拠出年金が出来たのが平成13年ですから今年で15年になりますが、毎月2万円づつ確定拠出年金として日経平均に連動したファンドで投資運用をした場合は掛金合計360万円が価格の上昇下落を繰り返しながら下記グラフのように推移すると、現在の残高は運用利率も含め合計金額は600万円程になります、倍とはいきませんがかなり増える事になります。
(掛金合計 2万円×15年分(180か月)=360万円)
(jan-01=2001年1月です グラフは右に行くに従い2015年12月になります)
勿論これと逆になる事も考えられますが、その場合は定期預金等に避難する事も出来ます。是非自身で確定拠出年金に興味を持って取り組んでいただけたらと思います (詳しくは ☞ こちらをご覧ください)
また機会あれば、どこの証券会社がお勧めなのか等は紹介しますね!
という事で紹介した確定拠出年金ですが、実はその他にも放置されている年金があるんです。
それが厚生年金基金です、特に結婚されて苗字が変わった奥様等はその可能性が高くあります。少し前のデータになりますが平成25年3月末で150万人近い方が未請求となっています。特に結婚されて苗字や住所が変わり判らなくなっている方が100万人近くいるのではないかと思われます(企業年金連合会保有分)厚生労働省の詳しいページはこちら
年額にすると少額ですがお元気で長生きすると、そこそこの収入にもなります。
因みに私の妻もそのようになっていたので手続きをすると年額15万円以上の年金引継ぎのお知らせが来ました。代行部分などの絡みもありますのでどれぐらいあるとは一概には言えませんが手続きを取っておくことにこした事はありません。
皆さんが働いたことに寄り得られるようになった年金です。せっかくの権利を無駄にしないようにしてください。
しかもその厚生年金基金ですが、今解散旋風が吹き荒れています。というのも平成25年6月に厚生年金基金制度の見直しを柱とした年金制度改正法が公布され、年金基金を企業や各種団体が今後維持していく事が難しくなってきた為です。解散した時に所在が判っていて連絡がくれば手続きする事が出来、今までの権利は新たな制度に受け継がれていきますが、そもそも自身の所へ連絡がちゃんと来る手続きを(氏名や住所の変更手続きを)していなければそれらの手続きをする事が出来ず、また何年も放っておくことになり忘れてしまうか、数年たってややこしい手続きをしなくてはいけなくなる可能性もあります。心当たりがある方はこのブログを読まれましたら是非お手続きすることをお勧めします。 企業年金基金連合会のホームページはこちら
何か判らない事がありましたらお手伝い致しますので何なりとご連絡ください。
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