本年6月に制度が改正され老後の資金作りとして注目を集めるようになった確定拠出年金(DC)本日はどのように変わり、どんな所が良いのかまたどのような点に注意するのかを自身の経験もふまえお伝えしたいと思います
今回の改正の目玉は『個人型確定拠出年金(個人型DC)の加入範囲が拡大』されたことでしょう(平成29年1月~)これにより、これまでの加入対象者に加えて、企業年金、公務員等共済、私学共済それぞれの加入者と第3号被保険者(専業主婦等)についても、基本的に加入出来るようになります。
節税しながら老後資金作りが出来る良い制度、確定拠出年金ですが年金運用を始める上で気を付けたいポイントがあります、それは運営管理機関選びです、後から変更も出来るんですが、一度選んでしまうと手続きが面倒なのと、資産を持ち運ぶ時に一定の期間を要する事などがあり『投資対象資産(株式等)の上昇局面が来るんではないか?』と思うとなかなか変えれないことになります。私は変更をしましたが結構気をもみましたね! あと選ぶ際に注意する点を以下に上げたいと思います
運用商品の品ぞろえ
年金資産の運用ですから商品が豊富に揃っているに越したことはありませんが、商品の数より自分の投資方針に合う商品が揃っているかどうかです、定期預金や年金保険などの元本保証商品はもちろんですが、債券ファンド、国内株式、外国株式、J-REIT等も確認するようにしましょう。長い時間を利用できるメリットを活かして資産を増やせれる、自分に合った運用を心がけたいものです。
手数料等の運用コスト
手数料は『口座管理料』と『投信で運用する場合の信託報酬』ぐらいの比較で良いかと思います。初期に掛かる費用は1回きりですからあまり気にならないのですが、ずっと掛かる手数料は結構な額になります。年間3,000円の所と6,000円の所ではそれだけで20年間で60,000円も違います!あと同じ会社でも資産残高によりコストが変わる所もありますのでご注意下さい
如何でしたでしょうか、最近は様々な銀行や証券会社、保険会社などが多数参入しており、サービスの違いは上記2点ぐらいしか思い当たりません 運営機関選びは以下のサイトから主要な所が一覧できます
http://www.benefit401k.com/Morningstar/401k-PortabilityGuide/doc/select_03.html
税制優遇制度ですからメリットはかなりあると思います、ですが私には『自分で頑張ってためてくださいね!』というメッセージのように思えてなりません。 将来の年金は大丈夫なんでしょうか??
やまうちFP事務所では老後の資金計画、介護に対するお金の悩みなどいつでも相談出来ますのでお問合せ下さい。
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