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老後の年金を増やす方法があります!

そんなに難しくはありませんし60歳を超えていない方であれば今からでも出来ますので是非覚えておいてください。

それでは簡単に年金制度のおさらいからしてみましょう!        出所:日本年金機構

知らないと大変 我が国の年金制度

現在の我が国の年金制度はこんな感じになっています。

条件等を詳しく説明し始めるとややこしくなりますので今日は要点(金額)を絞ってお届けしますが
全員が貰えるのが国民年金という部分です金額はいくらでしょうか?
(全員と言っても払った(以下『掛けた』としています)人だけです、年金を20歳から40年掛けた人の満額を例題にしています

現在の制度では 年間780,100円です(月々65,000円)年金で生活して行く為には増やすことが大切です

皆さんのお手元にくる年金定期便には『老齢基礎年金』で載っています

そして会社員(公務員なども含まれ自営業以外の方)、サラリーマンが入るのが厚生年金(共済年金)と言われるものです。
それは皆さんの一定条件をクリアすれば支払った額により左右されていきます。

現在の制度では平均ですが 月々105,000円ほどです

皆さんのお手元にくる年金定期便には『老齢厚生年金』で載っています

あとは自営業者の付加年金や会社員の厚生年金基金等ですが、全員ではありません。掛けた方(会社が掛けてくれた方)だけになります

お金を貯めていく事は大切な事ですではそんな年金制度どのように増やしていくのでしょうか?

因みに上記に記載した金額を貰える人の例題としてですが、人生90年だった場合はいくらの年金が入ってくるのでしょうか?現在の制度では年金は65歳から貰えます

国民年金 780,100円×(90-65)=19,502,500

厚生年金 105,000円×12ヶ月×(90-65)=31,500,000

合計で51,002,500円貰えます、どう感じましたか!25年間で5,100万円も入ってきます、多いですか?

他にもご夫婦の年齢によっては年金の家族手当のような加給年金もありますがここでは上記2点としています

後は奥様がいらっしゃれば奥様の年金も入ってきます。今までどのように働かれたか?それとも専業主婦で厚生年金は殆どないのか等で金額が変わってきますのでご自身の年金定期便を見て下さい、判らなければいつでもご相談してください・・・

ではどのようにしたら増やせるのでしょうか。
勿論、長生きをして長期間貰う事も大切な要件です!
健康であることが一番ですが・・・

方法はいくつかあります。

お金の事に詳しい主婦①国民年金や厚生年金として掛ける月を増やす

国民年金は60歳まで40年間の480ヵ月が加入要件となっていますが、いろいろな理由で25年の受給期間を満たしていない場合や40年間(480か月)の満額受給期間に満たない場合は65歳までは任意加入の期間が認められています。大学卒業されてから就職された方で60歳で退職された方なども該当しますよね。

あとパート等で働く場合ですが現在130万円(一部改正あり106万円)の給与収入のある方は自身で国民年金か厚生年金に加入することになります。税金の壁の103万円や旦那さんの保険扶養内も魅力ですが、企業で働き毎月13万円の給与を得たとした場合で、会社の厚生年金に加入出来ると厚生年金保険料は12,200円程引かれますが、年間9,000円弱の厚生年金が増えていきます。それだけでも5年続ければ45,000円になります。上記事例で90歳まで生きたとして

追加厚生年金 45,000円×(90-65)=1,125,000が増えます

5年間(60か月)働いて支払う厚生年金の額が12,200×60=732,000ですから、現在の給与で引かれても将来的には返ってくる、お得になるのが判りますよね。当然もっとお給料を貰えるぐらいの正社員や長い年数働くと貰える年金は増えていきますので考えてみて下さい。

まず一つ目は働けるうちは働くです。パート奥様も扶養範囲内で働くのではなく年金を納めるぐらい働きましょう。但しそこで注意してもらいたいのが、会社の厚生年金に加入出来るかどうかです。出来ない場合は国民年金となります。あと健康保険の負担にも注意してください。

②年金を貰うのを遅らせよう働ける人は働いて将来の年金を増やしましょう

ここまで見てきた年金制度ですが皆さんは通常何歳から貰えるかご存知ですよね?はい65歳からが原則です。 

しかしそれを60歳から貰う事も出来ます。但し前倒しすると支給額から割り引かれてしまいます。当然ですよね、上の事例の90歳まで生きたとしての(90-65)が(90-60)に変わるんですから・・・その割引率が結構高額で一月で0.5%です、という事は年間6%、なんと5年前倒しの60歳からでは30%の割引になります。
上記事例の170,000円の人であれば170,000×(100%-30%)=119,000円となってしまいます。ということは、そうです、遅らせる制度もあるんです。しかも遅らすと一月で0.7%上乗せになります。×12で年間8.4%、こちらも最大で5年間後倒しが出来ますので70歳まで遅らせる事が出来、その場合の支給率は42%アップになります。かなりのアップ額ですね上記事例の170,000円は241,400になります。でも『5年間分貰えないだよね~』と思った方もおられるでしょう、総額で見てみますと

原則通り  170,000円×12ヶ月×(90-65)=51,000,000

支給後倒し 241,400円×12ヶ月×(90-70)=57,936,000

となります。計算式で書くとややこしくなりますが、最近のドラマで言うと『下剋上受験の旅人算ですね』どれだけ生きると貰う金額が追いつくかということです、ずばり82歳(12年間)以上貰うと支給年金の総額は増えていきます。
もし100歳まで生きたらなんと1,500万円以上も沢山貰えます、ここでも長生きはしないといけませんね、皆さん健康には本当に留意してくださいね!!

やはり60歳からでも働ける期間は働いて年金支給期間を遅らせれるようにした方がお得なようです。
働きながら年金支給を受ける制度もありますが、併給調整などもあり給与を受けれるうちは年金を貰わず頑張って働く、給与が下がっても雇用保険からの高年齢継続給付金の制度に助けてもらう事が出来る場合もありとってもお得になります。

そうすれば自身の年金に余裕ができ、預貯金が少なくても安心老後に一歩近づきます。
何より60歳になっても働く場所がある、会社が期待してくれるのは本当に幸せな事だと思いますよ!という事で二つ目は年金の支給を遅らせるでした。

③自営業者は特にですが自分で作る年金を始めよう

そして最後の三つ目ですが上の図で言うと、1階の国民年金、2階の厚生年金以外の部分になります。自分で掛けれる年金制度を探して自分で準備するです。
皆さんは将来の年金保険等に入っていますか?それはなぜ入りましたか?返戻率が良かったから等の理由があると思います、その時々により凄くお得な保険はあります。今でも変額保険を絡めた年金準備等はよっぽどの事が無い場合はそこそこの利回りで給付される外貨建てのようなものもあります。
ですが付加年金、国民年金基金、確定拠出年金等の国が定めているものの方が私は魅力を感じます。その理由として安定性と税制優遇があるからです。返ってくるものも元本以上ですし掛金が所得控除になり税金が安くなります。(本日は年金を増やす方法なんで税金の話は省略しますがとてもお得です)皆さんも将来の備えを有利な税制を受けながら準備してください。

そして最後に自分で増やすことが出来るからで、それらが出来るのが確定拠出年金です。貴方の選択次第です将来の老後の資金残高が変わってきます
その制度は今まで一部の自営業の方と企業型と言って企業の適格退職年金や厚生年金基金の確定給付と呼ばれるものの受け皿的な存在でしたが、今年一月から主婦や公務員、会社に制度が無い人や、会社にあっても更に追加準備する人などの為に大きく加入できる対象者が拡大されました。
それが個人型確定拠出年金「iDeCo」(イデコ)です。今日見て頂いた年金では少ないなと思う方は是非とも始めて頂きたい制度です。様々な税金の優遇措置が取り入れられています。 今まであった保険商品よりは数段お得になる可能性があります。

因みに確定拠出年金を今から15年前に始めて、毎月2万円づつ確定拠出年金に拠出して日経平均に連動したファンドで投資運用をした場合は掛金合計360万円が価格の上昇下落を繰り返しながら下記グラフのように推移すると、現在の残高は運用利率も含め合計金額は580万円程になります、倍とはいきませんがかなり増える事になります。

プラスで税制優遇が貰えます。年間所得税率が10%(年間給与収入700万円ぐらい)の方であれば住民税と合わせて48,000円の税金が、戻ってきます。15年間で72万円です。という事は日経平均連動のようなリスクのある商品を選択せずに定期預金にしていたとしても15年間の利息合計がそれだけ付く事と同じ効果です積立預金利率で換算すると2.55%程度になります。現在の利率でそれ程良いものがあるでしょうか?因みに現在の10年間定期預金の利率は大手都銀で0.01%程度です、15年経過後にはかなりの差となります。(税金の還付については住宅ローン税制等との絡みもありますのでご注意下さい)

(掛金合計 2万円×15年分(180か月)=360万円)

例題としては過去のブログ『分散投資と移動平均』『確定拠出年金(イデコ)で女性のお得効果は』等をご確認下さい。

ということで、三つ名は自分で作る自分の為の年金を始める事でした

どうでしたか?やはり将来の準備に対して意識を持っているかどうかが重要なポイントのようですね。ご夫婦の場合で旦那様がサラリーマンの場合は収入も決まっていますし、会社の年金制度なども変更出来ないでしょうから、なかなか変えにくい事もあろうと思いますが、奥様の場合は変えれるのではないでしょうか?
奥様もパートではなく社員で働いて年金を貰えるようにする、そして税制の優遇を使いながらイデコをする。そして税金が戻ってくる分は自分へのご褒美としていく、それでもかなりの年金が増えるはずで安心老後が手に入りますよ!安心老後を迎えるには早めの準備が大切です

長文お疲れさまでした。『今日は老後の年金を増やす方法があります!』という内容で書かせてもらいました。簡単に書くと言いながら長くなってしまった事すみません!
現在の我が国の年金制度は以前に比べると縮小傾向にあるとはいえまだまだ使いようによっては将来の老後資金の中心にすることが出来ます。ですが今後は判りません!

少子高齢化が進み支える世代の減少や、医療・介護費用の増加と国の社会保障費用は増加がまだまだ続きます。今後どうなるかわからないからこそ、今日のような制度を意識しながら老後の準備を早いうちからしていく事が安心老後を手に入れる秘訣になっていきます、少しづつ判って賢く働いていきましょう。
老後のお金の準備で皆さんにお伝えし、安心老後を手に入れて頂きたい事はもっとあります。その辺りの事を詳しく聞きたい方は下記のセミナーをご用意しておりますので是非ご検討下さい。参加して頂いた方は貴方の将来の老後資金の事が相談出来る、個別のプチ相談もお受けしておりますのでお申込み時にプチ相談希望にチェックしてください。お待ちしております。

本日はお付き合いありがとうございました。今後もお得情報を記載しますのでタマには覗いてください。

当事務所では2017年1月から加入枠が大幅に拡大された個人型確定拠出年金「iDeCo」(イデコ)を身近に感じて頂き有利に老後資金の準備が出来るような下記セミナーを実施しています。 どしどしご応募下さい

【初心者必見】確定拠出年金で老後資金って作れるの!「iDeCo」(イデコ)

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