今日は年金の事を書くのですが・・・
その前に先日配偶者控除が拡大され103万円から150万円になるのではというニュースが出ていました。
金額だけみれば存続され、しかも増えるので良かったと落ち着くのでしょうが、旦那さんの給与上限や控除自体の金額(現在の配偶者控除=38万円)、社会保険106万円(130万円)の壁で税金の事などが絡んでくる事もあり世帯合計で見た時にどのような影響が出るのかはまだ良く判りませんね、女性の更なる社会進出や雇用の拡大、年金・医療等の社会保障問題にもつながっているので政府もどこかでメリットを出さなくてはと慎重に決めて来ると思います、この先方向性が定まってきましたらまたブログでも紹介していきますね。
資料出所「日本年金機構」
それでは前回トランプ氏の家族を見てふと思った年金をたくさん貰える人『家族手当?』はどんな事が条件になるのかを紹介していきます。
皆さんは将来もらえる年金にどのような種類があるかご存知ですか?
少しでもたくさん年金をもらいたいですよね、年金制度の詳細は今日は省きますが(以前記載の年金制度はこちら)
大きく分けると定額で払う国民年金部分は掛けた月数、サラリーマン等の給与に比例して金額のばらつきがある厚生年金は支払った金額でというようになっています。
合理的ですよね、長く払った人、たくさん払った人は、『たくさんお返ししますよ』なんですから!
ですが記載のない、それ以外の年金で家族手当のようなものがあるのをご存知ですか、しかも一定条件をクリアすれば支払った額などに全く関係なく貰えることを、少し難しい言い方ですが『加給年金』といいます。
その条件というのが、いたってどこにでもいそうな夫婦(家族)なんですが
①旦那さん65歳到達時点(または定額部分支給開始年齢到達)でその方に生計を維持されている配偶者または子がいる
②旦那さんが20年以上厚生年金に加入している
③妻の厚生年金加入期間が20年未満で年齢が旦那さんより下で年金支給年齢に達していない
④その配偶者または子の年収が850万円以下
上記の4つを満たすと『加給年金=家族手当』がもらえる可能性が高くなります。(他の細かい条件がありややこしくなるのでここでは省略します)
しかも最大で年間390,100円も貰えます。 月にすれば3万円以上ですから企業の家族手当よりも多いかもしれません。
という事は上記の条件を満たせすだけで、それまでの厚生年金の支払額が多くても少なくても同じ条件で貰えます。なんて良い制度なんでしょうか?
年金がたくさん貰えることは嬉しい事ですよね・・・
旦那さん65歳 奥様41歳(そうトランプ家族の5年前)で上記の条件(①~④)を満たした方は老齢年金に加え元気にご生存であれば家族手当が24年間貰えます。合計1000万円近くになります。
しかし貰えない条件も
奥さんが65歳になってしまうと支給停止になるのですから先に奥様が65歳になる家庭、すなわち姉さん女房は残念ですが貰えません・・・
また、『配偶者または子』の要件のうちの『子』も2013年の日本の人口調査によると第一子~第三子までの子供を産むお母さんの平均年齢は30歳~34歳ぐらい、またお父さんの平均も第三子で36歳までですから子供が18歳の時には遅くても55歳ぐらいで65歳は要件的にかなり厳しい条件と言えます
で夫婦の平均年齢ですが、2014年の初婚平均年齢は男性が31歳、女性が29歳と平均的な夫婦が2歳ほど上ですから貰える期間は2年程となります、だから国も大盤振る舞いなのでしょうか・・・
将来的には
今年10月より変わった社会保険料の130万円の壁が崩れ106万円となると、働く主婦は国民年金か厚生年金に加入する事になります。そうなると上の条件③を満たす人も増えて来ることで加給年金の対象者が減ってくることは予想されます。また年金の受給資格も25年から10年に短縮されることがほぼ決まっており、受給資格者の増加などがあると
厚生年金期間との兼ね合い『老齢基礎年金を受けるのに必要な資格期間を満たした方が65歳になったとき』にも該当する方が大幅に増えて来る可能性もありますので見直されてくることがあるのではと考えられます。やはり貰える年金は将来的には減少傾向なのでしょうか?
現状では若い奥さんを貰う事は有効な手段のようです、50歳で25歳の若い奥さんを貰える人はよっぽど条件の良いカッコいいおっさんだけだと思いますが・・・(笑)
あと、小さい話ですが将来独立したいなどの夢のある方で厚生年金加入期間が19年近くある方はあと少し頑張り20年間は確保していた方が良いのではないでしょうか?選択肢として知っておいて損をしませんので覚えておいてください。
それでは皆さん何より健康で長生きする事がたくさん年金を貰えることに違いありませんので、これからは健康に留意しましょう!
トランプ氏にはアメリカ大統領期間中の活躍を期待しています、ニューヨークダウも最高値を更新中ですし・・・次年度から大幅に拡大される確定拠出年金『 iDeCo (イデコ)』 で老後の資金が増えていく環境が出来ればと願っています。
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