新入社員が知っておきたいお金の話

2020年の春は新型コロナウイルス感染拡大の影響で、新入社員の入社式や研修、そして配属されての仕事も大きく様変わりしていることでしょうね？
自宅待機になったりオンラインを使ったリモート新人研修を受けたりしている新入社員も多いようです。

でもそこは一つの区切り！
今までの学生時代は『お金を払って学びに』行っていたのですが、この４月からは社会人の一員として『働いてお金を貰って』いる訳ですから、新しいコロナ生活に合わせた新社会人としての自覚と頑張りを見せて欲しいものです。

そして社会人となって数か月経った今は、もうお給料も何度か貰っている事でしょうね・・・
４月なんて会社に一度も行かずにお給料が振り込まれてきたなんて方もいらっしゃるのではないでしょうか？
有難い話ですね！さてそんなお給料ですが皆さんは明細を見て内容を理解していますか？

• 基本給
• 〇〇手当（残業など）
• 交通費
• 健康保険
• 厚生年金
• 所得税
• 組合費
• 持株会
• 確定居拠出型年金
• その他控除

いろいろな項目が書いていますよね・・・ところで、今の新社会人の給与事情は結構難しいようです・・・昭和の終わりから平成初期まで続いたバブル時代、そしてその後の不景気と当たり前のように会社で働いていれば給与は上がり、そして定年まで働くのが普通で、最後に退職金を沢山貰い、その後の年金も厚生年金だけでなく、上積みの基金や会社が準備してくれている企業年金等で定年退職まで真面目に会社勤めをして働いて、ムリの無い生活をしていけばある程度の生活が保障される世の中でした。

そうです当然給与も上がる、将来のお金は知らないうちに準備される、そして頑張って働けば出世も出来たのです・・・

ただ、皆さんの時代は違います。
給与は昔に比べるとそれほど上がりません、年金の貰える年齢も現在６５歳ですが、今年社会人となった２０歳前後の方は恐らくその年齢では貰えないでしょう。更に国は少子高齢化から将来の年金原資が枯渇する可能性もあり、年金支給を遅らしますので確定拠出型年金等で準備してねと伝えてきています。

もう知らないうちに準備してくれている時代は終わっているのです

そうなんです、自分で選択し準備する時代が来ています。
この時代お金に無頓着であれば、そしてその時間が長く続けば続くほど自分が損をしていきます。

例えば、ある会社に福利厚生の一環で給与の一部の手当てを『ライフプラン手当』という名目で、２万円を今受取っても、将来の年金として確定拠出型年金に積み立てても良いという制度があったとした場合、貴方はどういう選択をしますか？

この選択だけでも将来のお金事情については相当な額が変わってきます。
それを何も分からない、そしてまだ職場にも慣れてなく、人間関係も出来ていない聞きにくい状況下にある新入社員に判断させるのです・・・そんな難しい話が出てきたら、出来る事と言えば周りの先輩や同期に聞くぐらいで、分からないまま進めて適当に決めてそのまま数年続くのです・・・

残念ながら我が国では学生時代にお金の勉強はそれほどしていません。
なので金融事情や年金のことなど詳しいのは、ニュースで経済を詳しく見ている一部の方に限られています。その知らない皆さんが最良の選択をすることは相当難しいと思います

このブログではそういうところを今後少しづつ分かりやすく説明していきますのでお時間があるときにでも覗いてください。
そしてお金の事に少しでも詳しくなり５年後、１０年後そして定年退職する頃に自分は損をしないように心がけて下さい。

私は名前ぐらい聞いたこともあると思いますが『ファイナンシャルプランナー（FP）』です。お金のサポートをしていく事を得意としていますので・・・