先日このドラマを見ていて、現実的なことを思い出した方も多かったのではないでしょうか?
最後の10分ぐらいのところから始まった『職員会議で奨学金について主人公の鳴海校長(櫻井翔)が先生方に説く』場面とエンドロールが流れながら校長が高校生に伝えていた『将来目指して欲しい人物像になるために奨学金の負担はあるが利用して大学に行って欲しい』を伝える場面です。私はあまりのリアルさに見入っていまいました。
今日はドラマでも出てきましたが、決して楽でない返済負担となる奨学金の話です『そんな恐い話聞きたくなかった、今決められるわけないじゃん!無理だよ~と高校生がパニックになって走っていく』これだけ聞いているとネガティブな要素を感じてしまいますので、今日は私が感じる良い所を自分なりに書いて見ます。
確かに奨学金を利用し現在返済している社会人からは『返済がきつい』『初めにそんなこと知らなかった』『先に教えてくれたらもう少し考えた』等の意見が出ているのは事実です。ですが利用した事によって大学生活という素晴らしい時間や友人を手に入れ、その後の就職でも選択肢が広がるなど有利になることもあり、今の人生の礎を築いている方も沢山いらっしゃいますので皆さんも良い所を知った上でドラマに出てきたネガティブ要素と合わせて考えてみましょう。
ドラマの設定でも主役の鳴海校長(櫻井翔)も奨学金を貰いながら大学に行き、エリート商社マンになった事になっていますからね!やっぱり良いもんですよ
奨学金の利用で良くなるところ
- お金がなくて進学を諦めようとしていた人が進学できます
- 奨学金利用制度には種類があり有利なものは、自身の成績も絡んでくるので自ずと勉学に励む力となる
- 奨学金は親が借りるのではなく自分が借りるものであり、自身が学校を通して動くようにならなければならず制度の仕組みや手続きなど早めの準備や段取りなど将来社会人として必要なスキルに触れる事が出来ます
- 利息の話などを意識しながら聞くことで普段高校生に馴染みのない金融の話等にも興味を持てるようになることがあります。将来住宅ローンやマイカーローン等に臆することなく入れるようになれるかも
- 学生生活のお金をイメージする事ができるようになり必要な金銭感覚が身に着くようになります
- ご両親が自立意識を持たすために子供に奨学金利用を促す事で成長さす事もできます。その場合フリーローン等と比較しても安い利息で資金を借りる事が出来ます
- 企業で働く期間の生涯収入が一般的に大学に行く事により増えることがあります
如何ですか?いずれにしても将来大人になってからの収入や支出は『奨学金の返済がきつい』と思われるだけあって大きく絡んでいます。しかし上記のように自分を成長させてくれる事もあるんです。必要な資金計画やそれに伴う予測立て等などをしっかりと身につけ、これから自身の経験を通して毎月の生活費以外でも人生に絡む大きなお金を理解するようにしましょう。
そして奨学金を将来の自分を作って行けるようになる為の考え方、人との付き合い方、必要な資格や勉強などに集中できる大学生活としてく行く為の道具としていきましょう。
因みに奨学金は入学までに掛かるお金には原則使えません、自分の入りたい大学はどこなのか?、入試方法はどうなっているのか?いつどれくらいのお金が必要になるのか?など大学入試と資金計画を両面から考える事により高校生にとっては少し酷かもしれませんが自分で決めていく意識の高さを身につける事が出来ると思いますので不安がらずにチャレンジしてみてください。
きっと力になってくれる方はたくさんいます。周りの先生やご両親そして手伝ってくれるサポーターも自分で何か始めようと思い一歩踏み出した人には出てきますので安心して頑張ってください。
皆さん自分の描きたい人生はどんなのですか?そして目標はどんなのですか?まだ決まっていない人も多いでしょう。焦らずに今から見つけていきましょう。
奨学金を使って大学に行く事がゴールではありません、大学に行って勉強して自分の思い描く人生を生きる為に、その仕事をする為にそして世の中の役に立つためになる事をして下さい。大学に行くのも、奨学金を利用するのも将来そうなるための道具にすぎません。
最終的に決めるのは自分です、後で「そんなこと、誰も教えてくれなかった」と思い起こす事だけはやめてほしいものです。そのために出来るお手伝いをしていきます
情報出所 ユースフル労働統計情報2016より
奨学金を使いながら大学に通っている学生は
平成27年第二種奨学金で70万人を超えておりその割合は38%で2.6人に1人もいるのです。
現在の高校二年生とその親御さんなどテレビであった『そんな恐い話、聞きたくなかったよ~』となるのではなく自分の人生少し考える時間を持ってみてください