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年末調整、サラリーマンはこの季節を迎えると
ワクワクする方もいらっしゃるんじゃないですか?
今年の年末調整はいくら戻ってくるのかな~
戻ってくる分を自分のものにいくらしようかな~と、サラリーマンにとってみれば下手したらボーナスよりも心待ちにしている人も少なくないのではないでしょうか?
年末調整とは簡単に言うと、一年間の給与を合計したものから所得控除を差引し給与所得を算定、そこから税額を計算し住宅ローン控除等の税額控除を差し引きし自身の年間納税額を決定することをいいます。住宅を買った方などは初年度税務署に申告しなくてはいけないなどの細かい決まりがありますので注意しして下さい。
計算式
給与等収入 - 給与所得控除 - 所得控除 = 給与所得
給与所得 × 税率 = 所得税額 - 税額控除 = 納付税額
ですから給与から引かれた税金が多めの場合は還付され、少ない目の場合は追加でとられることになりますが、自身の控除等にマイナスの影響が出るようなライフスタイルの変更が無い限り、殆どの場合還付となります。
なぜなら会社での源泉徴収で『年末に税金が足りませんでした』となると入用の多い年末に申し訳ないと少し気が引けてしまうので多めに引いているようです。
その年末調整ですが少しでもたくさん税金が戻ってくる方が嬉しいですよね!
ではどうすれば良いか?上記の計算式で青色の部分、所得を少なくすればいいんです、方法はいろいろあります。
計算式の赤色は自分で調整する事が出来る項目なんです、といっても所得を少なくするためには控除を多くしなくてはいけません、今日は貯蓄と併せ持って控除を多めに出来る方法をご紹介します!
お金を使うのではなく貯めるのであれば全体的な資金額は変わらないですからね、しかも将来戻ってくるお金の準備も出来ますからお得感は満載です。
皆さんは確定拠出年金(401K)をご存知ですか?(以前にも当ブログで紹介していますので、読んでい頂いている方はご存知と思いますが、まだの方は読んでみてください)⇒ 確定拠出年金ブログ
今日はざっくりとした効果だけですが
例えば、課税所得400万円の方が、毎月20,000円を積立てた場合、 1年で48,000円も年末調整還付分が増えます。
しかもその効果は住民税にも及びますので合計で年間約72,000円も所得税・住民税が軽減されます。所得税=20% 住民税=10%(復興特別税は今回含んでおりません)所得400万円ということは一般的に年収700万円前後ぐらいの方が対象になります、しかもこの効果は毎年です、期限は60歳になるまでです。15年続けば100万円を超えます。
それ以下の年収でも勿論利用できますので確認してください、但し年末調整は給与収入2,000万円を超えると出来ません
ニーサで年間100万円を投資してもこの効果は得られません、個人年金保険で一定の条件を満たすものに入っても生命保険料控除はたかが知れています。これを使わない手はないでしょう。
ただし60歳まで引き出す事ができないことや、運用で損失を出すなどのデメリットもありますので確定拠出年金ブログも見て下さいね。あとサラリーマンの方は会社で加入してもらっている年金がある場合は加入出来ない事もあります。
話はそれましたが、年末調整でも内容が判っていればお得なお金の使い方があるわけです。ふるさと納税しかりです、確定申告までいけば医療費控除や配当控除等も使えるかもしれません。
知らないと損をしますよ!
お得になるお金の知識を知って楽しく家族で年末を迎えましょう。
正月休みは浮いたお金でお父さんの威厳を見せて美味しいものでも食べてリフレッシュしてください。自分で使い込むのではなく家族を巻き込んだ楽しみ方でお願いします。
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